必修課題 課題3-1, 3-2で指示されるプログラムを作成し, そのプログラムと実行結果を提出する.
レポートは,以下で説明する「プログラムリスト」の後に, 実行結果を印刷したものを重ねてホッチキスで綴じ,提出する.
1から10までの整数について,それぞれの1乗から5乗までの値を以下に示すような数表として表示するプログラムを作成せよ.
ただし,2重ループを必ず用いるとともに,表が崩れないようにすること.
1 1 1 1 1 2 4 8 16 32 3 9 27 81 243 4 16 64 256 1024 5 25 125 625 3125 6 36 216 1296 7776 7 49 343 2401 16807 8 64 512 4096 32768 9 81 729 6561 59049 10 100 1000 10000 100000
ヒント
表が崩れないようにするには,printf文をうまく使う(
テキスト3
ポイント3参照).
整数値 n (n >= 1)を読み込んで,その約数を列挙するプログラムを作成せよ.
なお,nが0以下の場合には約数を求めない旨を表示し,以降の処理を行わないこととする.
半径1の円に内接する,2のn乗( 2 <= n )正多角形は,n の値が大きくなる
と円に近づく.
正多角形の辺の長さを計算することで,円周率の近似値を算出するプログラ
ムを作成せよ.
まずは,正方形から考えてみよう.まず,xy座標上で,x軸,y軸上に頂点を持
つように正方形を考える.
この時の,各頂点の座標は,(1,0), (0,1), (-1,0), (0,-1)となる.
各辺の長さは √2 なので,全部の辺の長さは 4√2である.
従って,2π(円周の長さ)の近似値は 4√2 と考えられる.
次に,正4角形と頂点を共有する正8角形の頂点を求めることを考える.
ただし,正多角形なので,1辺の長ささえ分かれば全辺の和を計算すること
ができるので,(1,0)と(0,1)の間にできる新たな頂点をのみを考える.
(1,0)と(0,1) の中点は,(0.5, 0.5)である.
原点から(0.5, 0.5)までの距離は √2/2なので,(0.5, 0.5)を√2/2で割ると,
正8角形の新たな頂点(√2/2,√2/2) が求まり,(1,0)からの距離として
正8角形の1辺の長さを算出することが可能となる.
同様にして,正8角形と頂点を共有する正16角形の(√2/2,√2/2)と(1,0)の 間にある頂点を算出し,正16角形の1辺の長さを算出することができる. したがって,これを繰り返して,円周率の近似値を計算することができる.