| ls [option] [directory] |
|---|
|
[directory] には，デイレクトリ等のパスを与える [directory] を省略すると．カレントディレクトリの情報を表示する |
| option | 内容 |
|---|---|
| -a | "."で始まるファイルも表示 |
| -R | ディレクトリの中身も表示 |
| -l | ファイルの種類なども表示 |
| cat [filename] |
|---|
| あるファイルの中身を見る．ただし，一瞬にして内容が表示さ れるため，大きなファイルでは読めないことが多い．このような ときは，less や moreを用いる． |
| less [filenmame]，または more [filename] |
|---|
| less を用いるとファイルの内容を，１ページずつ見せてくれる．
次のページを見るときには「スペース」または "f" を押す． 前のページを見るときには "b" を押し，終了するときには "q" を 押す． less では，矢印キーも使用できる．また文字列検索も可能である． |
| pwd |
|---|
| 現在作業を行っているディレクトリをカレントディレクトリと いう．このカレントディレクトリを示す. |
| cd [directory] |
|---|
| カレントディレクトリを移動する．
[directory]には，絶対pathや相対
pathを書く． cd ~ 自分のホームディレクトリへ移動する． cd .. 一つ上のディレクトリへ移動する． |
| mkdir [directory] |
|---|
| ディレクトリを作成する．
pathを指定しない場合，カレントディレクトリにディレクトリを作成 パスを指定するとそのパスにディレクトリを作る． |
| cp [option] [source-file] [directry] cp [option] [source-file] [new-filename] |
|---|
| ファイルをコピーする． 上の例では，[source-file] のファイル名で，[directry]の中にコ ピーする． また，下の例では，[source-file]を[new-filename]の名前でコピーする. |
| option | 内容 |
|---|---|
| -i | 上書きを確認する |
| -r | ディレクトリの中までコピーする |
| mv [source-file] [directry] mv [source-file] [new-filename] |
|---|
| ファイルを移動する． 上の例では，[source-file] のファイル名で，[directry]の中に移 動する． また，下の例では，[source-file]を[new-filename]の名前で移動 する. cp とは異なり，移動後[source-file]は消去される． |
| rm [option] [filename] |
|---|
| 指定されたファイルを消去する |
| -r | ディレクトリの中身を消去する |
| -f | 書き込み禁止ファイルも消去する |
| -i | 削除前に確認する |
| man [command]，jman [command] |
|---|
| コマンドのマニュアルを読むことができる．なお，less が働いているので，
less の要領で前のページや次のページを読むことができる．
jman は日本語表示 |
UNIXには，標準入力，標準出力が設定されています． 通常，標準入力はキーボード，標準出力はディスプレイです．
「echo」 コマンドは，タイプ以下に書かれた文字列を標準出力に出力 します．
|
$echo test test test [enter] test test test |
これを
|
$echo test test test > test.txt [enter] |
「>」はリダイレクトと呼ばれます．先の例では，標準出力をディスプ レイからファイルに変換しています． このために，新しくファイルが作成されているのです．
リダイレクトには，他に「<」や「>>」があります． この意味に付いては，各自調べてみてください．
リダイレクトは，一つのコマンドの標準出力を変更するものでした． これに対して，あるのコマンドの標準出力を，他のコマンドの標準入力 につなげるのがパイプです．
|
$ls -al [enter] |
|
$ls -al | more[enter] |
「ls -al」で，カレントディレクトリ中のディレクトリやファイルが示 されます． ディレクトリやファイルが多いと，1画面では収まりきらずに，スクロー ルアウトしてしまって，すべての情報を読みきることができません． 「more」コマンドは，ファイル等の中身を1画面ずつ示すものですが， これら2つのコマンドをパイプによってつなげることで，カレントディ レクトリ中のディレクトリやファイルを1画面ずつ表示できるようにな ります．
UNIXでは，小さな部品(コマンド)を作って，それらをつなぎ合わせるこ とで複雑な制御まで可能にします．